日本の外からこんばんは

台湾で生活している私「すぅでん」が、ブログを始めました。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

日本統治時代の面影を色濃く残す温泉天国・北投に行ってみませんか

台北北部にある北投という街を知ってますか?

とても有名な温泉街なので台湾に興味が有る方、もしくは台湾に旅行に来たことがある方はガイドブックなどで目にしたことがあるんじゃないでしょうか。

北投は台北駅からMRTに乗り40分ちょっと、台北市内からとてもアクセスしやすい場所にあります。淡水線の北投駅で新北投支線に乗り換え、隣の新北投駅で下車すると、もうそこは温泉天国。

天然ラジウム温泉(青硫)の他に、白硫、鉄硫と3つの泉質が楽しめる北投で、旅で疲れた身体をリフレッシュさせるのも良いですね。

 

北投は温泉以外にも魅力的な場所があるんですよ。

日本統治時代に公共温泉として利用されていた「北投温泉博物館」や、2012年に「世界で最も美しい図書館トップ25」に選ばれた「台北市図書館北投分館」などは温泉を抜きにしても見に行く価値あり。

 

●親水公園露天温泉浴池(泉質 : 青硫

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こちらはたったの40元(約130円)で入浴できる露天温泉。なんと男女混浴です。

と言っても入浴の際は必ず水着を着用しなければいけません。水着を忘れた方は施設内で販売しているので購入してくださいね。

この施設には更衣室はなく、着替えはシャワールームで行うことになります。足元が濡れているので、サンダルを持参していくと良いですよ。また通常のシャワーは水しかでません。ホットシャワーは20元と有料です。

露天風呂は3つに分かれ、上から高、中、低の温度になっています。

不便な点はありますが、なんといっても料金が40元ですからね。水着とタオル、そしてサンダルを持って行きましょう。

料金 : 40元(約130円)

住所 : 台北市北投區中山路6號(新北投駅から徒歩8分

営業時間 : 5:30~7:30、8:00~10:00、10:30~13:00、13:30~16:00、16:30~19:00、19:30~22:00(各回入替制)

 

 

●瀧乃湯(泉質 : 青硫

新北投駅から徒歩8分ほどに位置する瀧乃湯。

日本統治時代の明治40年(1907年)ごろに創業したと言われています。

90元(約290円)で台湾最古の温泉が楽しめ、泉質も抜群。

脱衣所はなく、浴槽すぐ横にある物入れ(ロッカーではない)前で着替ることになります。

水着着用の温泉が多い中、ここは裸で入浴する日本式。タオルだけ持って行きましょう。

残念ながら現在は設備改装のため年内は休業。再開は2017年からの予定です。

料金 : 90元(約290円)

住所 : 台北市北投區光明路244號(新北投駅から徒歩8分

営業時間 : 6:30~21:00(現在改装のため休業中)

 

●復興公園泡腳池(泉質 : 青硫

無料の足湯です。新北投駅から徒歩5分ほど。

駅から近いためか、いつも非常に混んでいます。

時には入るスペースがない場合も。

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住所 : 台北市北投區中和街61號

営業時間 : 8:00~18:00(火~日曜日) 

 

泉源公園温泉泡脚池(泉質 : 青硫

こちらも無料の足湯。新北投駅から徒歩15分ほどです。

復興公園泡腳池」と違い、結構空いています。

入口に井戸があるので、足を井戸水で洗ってから足湯を利用してください。

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住所 : 台北市北投區珠海路155號

営業時間 : 8:00~18:00(火~日曜日)

 

●北投温泉博物館

北投温泉の歴史を今に伝える博物館。建物は大正2年(1913年)に建設された公衆浴場を利用しています。

レンガやステンドグラスなどを使用しており西洋建築に見えますが、屋根は日本の建築様式。和洋折衷建築ですね。

 

こちらは休憩所だった場所。当時の人も風呂あがりに一杯やったり、寝転んで休んだりしてたんでしょうね。

 

北投で撮影された映画は100本を下らないとのこと。映画の街でもあったんですね。こちらでは映画が放映されていました。

 

北投温泉の歴史を紹介するパネル。

 

縦9メートル、横6メートルもある大浴場。まるでテルマエ・ロマエに出てくる古代ローマの温泉みたい。

 

入場料無料で北投温泉の歴史やかつての大衆文化を学ぶことができます。北投に来たからには是非こちらにも立ち寄ってみてください。

 

料金 : 無料

住所 : 台北市北投區中山路二號

営業時間 : 9:00~17:00(月、祝日は休館日)

 

台北市図書館北投分館

最後に世界的に評価の高い 「台北市図書館北投分館」を紹介します。

2006年に建設されたこちらの図書館は、2008年に「世界最優秀建築賞」の「世界卓越建設賞」にノミネート。

2012年には米国のウェブサイト「Flavorwire.com」による「世界で最も美しい図書館25」の一つに選出。

また今年5月には米国のウェブサイト「Tech Insider」による「世界でデザインが最も美しい図書館ベスト20」に、映画「ハリー・ポッター」の撮影に使われたこともある英・オックスフォード大学ボドリアン図書館などと共に選ばれています。

 

地上2階、地下1階、総面積650坪の木造建築物です。

 

至るところに窓があり、自然光をなるべく取り入れようとしています。

 

バルコニーに出ることも出来ます。ここで自然を感じながら優雅に読書なんて最高の贅沢。

 

木材をふんだんに使っており、柔らかく温かみのある雰囲気。

温泉帰りに、この図書館で読書をしながら一休みなんてちょっと洒落てて良いですね。

 

住所 : 台北市北投區光明路251號(新北投駅から徒歩6分)

営業時間 : 8:30~21:00(火~土曜日)、9:00~17:00(日、月曜日)

休館日 : 祝日、毎月第一木曜日