日本円を台湾ドルに両替する場合、最もお得な方法は!?
海外旅行や海外での生活で現地通貨をどのように手に入れるか、結構頭を悩ませる問題です。
今日は私が所有するクレジットカード、台湾にある銀行34行、ネット上でレートが良いと言われている両替可能なお店を調べ、どれを利用するのがお得なのか調べてきました。
台湾に来る旅行者や現地在住者、また台湾以外の国に行く方にも役に立つ情報なのではないかと思います。
8月15日（月）のレートが基準になっています。
当日ヤフーで調べた台湾元-日本円のレートでは10,000台湾元＝32,247円。
まずはクレジットカードから。
私が所有する３枚のクレジットカードを利用し、ほぼ同時刻に同額キャッシングし、最短期間で繰上返済をした際に返済金額がいくらになるのか調べました。
キャッシングした日時は8月15日（月）の午後２時すぎ、現地銀行のATM（國泰世華銀行）で10,000台湾元ずつキャッシングし、3日後の18日（木）に繰上返済しています。
この表の返済金額には返済依頼する際の電話料金や、繰上返済時の銀行振込手数料は含まれていません。
（台湾から日本のカード会社へは無料で電話し、振込手数料も無料の新生銀行と住信SBIネット銀行を利用しています）
| カード会社 | 返済金額 | 内訳（返済金額に含む） |
| セディナカード（Jiyu!da! Master） | 32,157円 | 金利47円 |
| ポケットカード（P-ONE Master） | 32,361円 | 金利35円、ATM利用手数料216円 |
| 楽天カード（楽天プレミアム VISA） | 32,667円 | 金利48円、ATM利用手数料216円 |
セディナカードを利用したキャッシングがとてもお得ですね。なんとヤフーで表示されたレートよりも良いです。このクレジットカードは海外キャッシングの際にATM利用手数用がかからないのが非常に大きいメリット。
ポケットカードや楽天カードの海外キャッシングはATMを1回利用するごとに1万円以下108円、1万円以上216円の手数料が掛かります。（現在ほとんどのクレジットカードが海外キャッシング時にATM手数料を課すようになっています）
マスターカードとビザカードの比較では、マスターの方がレートが良いようです。マスターカードのレートでは10,000台湾元キャッシングした時の元本は32,110円ですが、ビザカードは32,403円。
台湾にある銀行を利用した場合はどうでしょうか。レートはこちらのサイトで調べています。（両替時に手数料の掛からない銀行だけで比較しています）
日幣匯率,今日台幣換日幣銀行匯率查詢，外幣匯率換算比較 - 比率網
8月15日（月）の午後１時半ごろの最もお得なレートは大眾銀行。現金での日本円→台湾元の両替レートは「0.3059」ですので、32,690円が10,000台湾元になります。
最も悪いレートは郵局（台湾の郵便局）の「0.3011」で33,211円で10,000台湾元に。
台湾最大の銀行・台湾銀行のレートは「0.3015」で、33,167円が10,000台湾元になります。
ちなみに銀行での両替の際にはパスポートの提示が必要です。忘れないようにしましょう。
お次はインターネットでレートが良いと評判のお茶屋さん兼両替商の昇祥茶行に行きレートを調べました。
お店で提示された日本円→台湾元のレートは「3.31564986737」でした。これを逆数にすると「0.3016」。33,156円で10,000台湾元です。
昇祥茶行の提携先・台湾銀行のレートとほぼ変わりません。銀行の営業時間外（23時まで）に両替できることはメリットですが、レート自体は特筆すべきものではありません。
こちらでの両替もパスポートの提示が必要です。
※お店の奥にあった両替レートの表示板。しかし表示されているレートは間違っている
では日本の空港で両替するのはどうでしょうか？
これはもう調べるまでもありません。米ドル、ユーロ以外のマイナー通貨は絶対に日本で両替してはいけません。現地に行ってから両替しないと大損です。
例えば、成田空港にあるGPA外貨両替専門店の8月18日のレート。
成田空港 両替はTravel Support GPA外貨両替専門店 本日の両替レート
円→外貨が3.63。外貨→円が2.68になります。36,300円で10,000台湾元。セディナカードとの比較で4,000円以上の差があります。
また売りと買いのレートの差が開きすぎ。36,300円を10,000台湾元に両替し、そのまま同じ店でその10,000台湾元を日本円に戻すと26,800円になって戻ってくるんです。9,500円の差額は業者の儲けになります。これはひどい……。
良心的な両替商は売りと買いのレートの差があまりない。これは覚えておきましょう。
次に台湾の空港での両替ですが、レートは街なかにある銀行よりも若干悪いことが多いです。また空港での台湾元への両替は手数料が30元掛かります。しかし、わざわざ街で銀行を探し両替する手間を考えると台湾の空港で両替も悪くないですね。
では決論です。
今回、台湾元10,000元に両替するために必要な日本円を調べた結果を表にまとめました。
| 名称 | 必要な金額 |
| セディナカード（Jiyu!da! Master） | 32,157円 |
| ポケットカード（P-ONE Master） | 32,361円 |
| 楽天カード（楽天プレミアム VISA） | 32,667円 |
| 大眾銀行 | 32,690円 |
| 台湾銀行 | 33,167円 |
| 郵局 | 33,211円 |
| GPA外貨両替専門店 | 36,300円 |
クレジットカードでキャッシングし、最短期間で繰上返済するのが最もお得ですね。
特にセディナカードはATM利用手数料が掛からないので、海外で現地通貨を取得する際、最強と言っても良いと思います。
なぜなら海外キャッシングは一回で大きな金額をキャッシングできません。台湾では最大20,000元です。ATM手数料がかかるクレジットカードで60,000元キャッシングする場合、３回キャッシングすることになり、ATM手数料が３回分648円かかることになります。
またセディナカードの繰上返済はペイジーを利用できるので、ネットで全ての作業を完結可能。カード会社へ電話し繰上返済の依頼をする必要なし、さらに銀行の振込手数料もゼロで返済を終わらせられます。
殆どのクレジットカードの繰上返済はカード会社に電話をした後、銀行振込の手続きをしないといけないので、かなり面倒なんですよ。その点でもセディナカードはお薦め。
海外旅行によく行く方や海外で生活されている方は、取得する価値が高いカードだと思います。
