日本の外からこんばんは

台湾で生活している私「すぅでん」が、ブログを始めました。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

日本人の台湾への帰化について 帰化関連資料あり

昨日机の中を整理していたら、台湾への帰化関連資料が出てきました。
丁度よい機会ですので、今日は日本人の台湾籍への帰化について書きたいと思います。
ちょっと旬が過ぎましたが、蓮舫議員の帰化問題とも少しは関連があるのではないでしょうか。

帰化申請手続きの詳細が書かれた資料
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国籍離脱を拒否する通知書 ※2
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一応断っておきますが、これらの資料はネット上で拾ってきたものではありません。
4年ほど前に友人(日本人)が台湾籍を取得したのですが、そのきっかけを作ったのが私でした。
その当時、彼は日本人が日本国籍を放棄することなく台湾籍を取得できることを知らなかったのです。
彼は台湾で事業を営んでいる上、台湾人と結婚して数年経っており、台湾籍を得るメリットが多いにあると思われたので私は台湾籍取得の手続きを勧めました。
これらの資料は彼が無事台湾籍を取得した際、後学のためになればと彼が譲ってくれたものです。

日本人は合法的に日本と台湾の国籍を取得保持できます。要するに二重国籍ですね。
なぜなら日本は台湾を国と認めていないため、日本国籍の離脱手続きを申請しても日本国から却下されます。(※2の資料)
無国籍者の発生を防止するための処置ですね。
しかし台湾は現実的には一つの国家として存在しています。
領土、国民、主権、法律など国家を構成する要素は全て揃っており、ホンジュラスやニカラグアなどは台湾を正式な独立国と認めています。

この問題は非常に複雑で容易に解決できる問題ではありません。
日本の外務省も蓮舫議員の一連の問題では終始曖昧に逃げに徹していました。
これは日本の立場としては妥当な判断だったと思います。
選択を誤った場合、中国との関係に大きな影響を与えることになりかねませんから。

現実問題として、台湾に永住するつもりの方は台湾籍を取得することで多大なメリットを受けられます。
当然ですね。外国人に国民と同じ権利を与えられている国は無いでしょうから。
一例を挙げると、就職する際の制限や銀行からの融資、会社を創る際の条件など、外国人は様々な制限があります。

台湾に長年住んでいて、帰化条件を満たす方は台湾籍の取得を考えてはいかがでしょうか。
日本人ならば合法的に日本国籍を放棄することなく、台湾籍を得ることが可能です。