日本の外からこんばんは

台湾で生活している私「すぅでん」が、ブログを始めました。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

桃園空港から台北市内まで何を使って移動する!? 徹底比較してみました

個人旅行で台北に遊びに来る方、台湾・桃園空港から台北市内へ移動する際の交通手段はタクシーですか? 台湾新幹線? もしくはバス?
移動手段を見直すことで、時間やお金をもっと有効に使えるかもしれませんよ。
ということで今日は、この区間の移動方法について書きたいと思います。

タクシー

時間を重視する方はタクシー一択です。
高速道路が込んでいなければ、圓山駅や中山國小駅あたりまでなら40分くらいで到着します。
空港からタクシーを利用した場合、空港乗入れ料としてメーターの金額の5割増し。その他に高速道路利用料やトランク使用料、深夜料金なども加算されます。
料金は大体1200~1500元(3800~4800円)くらい。バス料金と比べるとかなり高いですが、40キロ以上の距離でこの値段ですから日本のタクシーと比べれば安い安い。
4人で利用するなら一人当たり950円~1200円ほどです。

到着ロビーでタクシーに乗らないかと声を掛けてくる人がいますが、あの人たちは白タクです。
違法ですし、何かトラブルが発生した場合、とても面倒なので利用しないようにしましょう。
必ず空港のタクシー乗り場から出る正規のタクシーを利用してください。

そうそう台湾のタクシーは後部座席もシートベルトを着用しなくてはならない法律があります。
必ず守ってくださいね。

台湾新幹線(高鐵)

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新幹線なら台北駅まであっという間に着くと思いませんか?
いやいや、それがそうでもないんですよ。
実は桃園空港から新幹線の高鉄桃園駅までシャトルバス(統聯客運 705番)で移動する必要があるんです。
シャトルバスは5~10分おきに出ており、乗車時間は20分ほど。
新幹線の発車間隔が約30分に一本、乗車時間は約20分ですので時間的なメリットは殆どありません。
シャトルバスから新幹線への乗換えも面倒の上、料金もバスに比べ少し高いです。
ただし行き先が台北市の東端・南港である場合は新幹線がそこまで通っているので、利用する価値があるかもしれません。
台北駅までの料金はシャトルバス30元+新幹線160元の190元(約600円)です。

バス

最後にバスです。安くて快適に移動可能。
台湾の空港バスは足下が広く、USB充電器やテレビを備えているものもあるんですよ。
桃園空港-台北市内間のバスは様々なルートがあるので、目的地近くまで行くバスがあると思います。
今回は主な桃園空港発 台北市内行きのバスを表にまとめてみました。
バス停近くのホテルや駅名も記入してあります。参考になれば幸いです。

バス会社 便名 運行時間 発車間隔 所要時間 料金 主なルート
國光客運 1819 24時間 15~20分 55分 125元 第二ターミナル → 第一ターミナル → 啟聰學校 → 庫倫街口(MRT圓山駅近く) → 台泥大樓・馬偕醫院(MRT雙連駅近く) → 國賓飯店(アンバサダーホテル) → 臺北火車站東三門(台北駅)
國光客運 1840 06:25~24:00 20~25分 50分 125元 第一ターミナル → 第二ターミナル → 行天宮(MRT行天宮駅近く) → 榮星花園 → 民權復興路口(MRT中山國中駅近く) → 松山機場(MRT松山空港駅近く)
國光客運 1841 05:00~23:05 20~25分 70分 83元 第二ターミナル → 第一ターミナル → 桃園空港近くのバス停を幾つか経由 → 啟聰學校 → 庫倫街口(MRT圓山駅近く) → 三德飯店(サントスホテル) → 民權中山路口 → 捷運中山國小站(MRT中山國小駅) → 民權吉林路口 → 民權松江路口(MRT行天宮駅近く) → 民權建國路口 → 民權龍江路口 → 民權復興路口(MRT中山國中駅近く) → 民權敦化路口 → 松山機場(MRT松山空港駅近く)
國光客運 1843 06:22~23:22 45~65分 80分 115元 第一ターミナル → 第二ターミナル → 瑞光路站 → 內湖行政中心 → 捷運南港展覽館(經貿二)站(MRT南港展覽館駅)
長榮巴士 5201 06:15~00:30 20~30分 50~60分 140元 第二ターミナル → 第一ターミナル → 捷運行天宮站(MRT行天宮駅) → 救國團(長榮海運) → 安華城(シャーウッド台北) → 捷運南京復興站(MRT南京復興駅) → 復興南路(微風廣場) → MRT忠孝復興站(MRT忠孝復興駅) → 台北科技大學(MRT忠孝新生駅近く) → 松江路長安東路口(エバーグリーンローレルホテル) → 松江路長春路口(レオフーホテル) → 松江新村(MRT行天宮駅近く)
大有巴士 1960 06:05~01:05 20~30分 60~70分 145元 第二ターミナル → 第一ターミナル → 建國錦州街口 → 捷運忠孝復興站(MRT忠孝復興駅) → 福華飯店(ハワードプラザホテル) → 遠東國際飯店(シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル) → 台北君悅酒店(グランドハイアット台北) → 市府轉運站(MRT市政府駅近く)
大有巴士 1961 05:50~01:00 20~30分 70~80分 90元 第二ターミナル → 第一ターミナル → 桃園空港近くのバス停を幾つか経由 → 捷運大橋頭站(MRT大橋頭駅) → 臺北西站A棟(台北駅近く)

※深夜、早朝便の発車間隔は表に書いてある時間よりも長くなる場合があります。

一番利用者が多く、分かりやすいバスは國光客運の1819番です。
このバスは24時間動いており、終点が台北駅ですので台北初心者の方はこれに乗っておけば間違いないでしょう。

國光客運の1841番は83元(約260円)と格安な上、結構使える路線です。
このバスは路線バスで、桃園空港から下道を暫く走り、幾つかのバス停を経由してから高速道路を走り台北市内に入ります。
しかし桃園空港から高速道路に乗るまでのバス停で降りる乗客は少なく、終点の松山空港まで70分ほどしかかかりません。
しかもこの路線、台北市内にあるバス停の多くがMRTの駅近くにあり、淡水線、中和新蘆線、文湖線に乗り換えるのに便利。
ただ注意しないといけない点もあります。
路線バスなのでトランクに荷物を預ける乗客があまりいません。
また荷物を預けても荷札をもらえないと思います。
荷物を預けていた場合、降りる際に運転手にその旨を伝えないと、気づいてもらえない可能性が高いので注意してください。

またバス全般に言えることですが、夜6,7時台に台北市内に着く場合、時間が通常よりもかかる可能性があります。

バスの乗り方

「客運巴士」と書かれた空港案内板の矢印を頼りに歩いていけば、バスのチケット売り場にたどり着きます。
バス会社ごとにカウンターが分かれていますので、利用するバス会社のカウンターでチケットを購入しましょう。
行き先を紙に書いてを見せれば、間違えることなく買えるはずです。
チケット売り場のすぐ外にバス乗り場があります。自分の購入した路線のバス停に並んでバスが来るのを待ちましょう。
先にバス停にいる係員にチケットをチェックされると思います。
バスが来たら荷物を預け、荷札をもらい、バスに乗り込みましょう。