日本の外からこんばんは

台湾で生活している私「すぅでん」が、ブログを始めました。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

海外にいながらクレジットカード付帯の海外旅行保険を申請してみました

みなさんクレジットカードについている海外旅行保険って使ったことありますか?
自分が所有しているカードにそのようなサービスが付いているのかどうかも知らない方、結構いるんじゃないでしょうか。

この保険がクレジットカードに付いていると海外旅行や海外長期滞在などの際、本当に心強いです。
旅行に行く際に保険をかけている方、もしかしたらその必要はないかもしれませんよ。

実は私、自分のカードに旅行保険が付いていることを知りながら、今まで一度も利用したことがありませんでした。
今回たまたまiPhoneを不注意で落とし画面を割ってしまったので、保険を申請してみました。

その経験を今日は書かせていただきますね。
クレジットカードの保険の説明も書いていますが、必要ないかたはそれを飛ばし、最後の補償申請の手順を読んで下さい。

クレジットカードの保険とは?

今回保険を申請したクレジットカードは「楽天プレミアムカード」。
このカードは海外旅行保険が自動付帯となっています。
これはどういう事かというと、日本を出国してから帰国するまで、最長3ヶ月以内に発生した事故や怪我、盗難、破損などの保険金を請求することが可能。

他に海外旅行保険が利用付帯となるカードも存在します。
一例を挙げると一般の「楽天カード」は利用付帯。
こちらは日本出国の際に利用する航空券や電車、バス、タクシーの代金、もしくはツアー料金を楽天カードで支払うことで最長3ヶ月間保険が適用となります。

正確を期すため楽天カードのウェブサイトの文面を引用させていただきます。

※楽天カード会員様は、日本を出国する以前に、公共交通乗用具(*1)または募集型企画旅行(*2)の料金を楽天カードで支払った場合(補償期間/日本を出発してから3ヶ月後の午後12時までの旅行期間)に限り、海外旅行傷害保険が付帯されます。楽天プレミアムカード会員様は保険は自動的に付保されております。(*3)

1 公共交通乗用具とは

航空法、鉄道事業法、道路運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運用される航空機、電車、船舶、バス、タクシーなどをいいます。(当該旅行のために乗用するものに限ります。)

2 募集型企画旅行とは

旅行会社が旅行者の募集のためにあらかじめ、旅行の目的地及び日程、旅行者が提供を受けることができる運送又は宿泊のサービス内容並びに旅行者が旅行会社に支払うべき旅行代金の額を定めた旅行に関する計画を作成し、これにより実施する旅行をいいます。

さて肝心の補償内容はというと。

補償内容 楽天カード 楽天プレミアムカード
(傷害)死亡・後遺障害 最高2,000万円 最高5,000万円
傷害治療費用 最高200万円 最高300万円
疾病治療費用 最高200万円 最高300万円
賠償責任 最高2,000万円 最高3,000万円
携行品損害 最高20万円(免責金額3,000円) 最高50万円(免責金額3,000円)
救援者費用 最高200万円 最高200万円

このクレジットカードの付帯保険と同条件の保険をかけると、通常はいくらかかるのか試算してみました。
試算に利用したのは、損保ジャパン日本興亜の新・海外旅行保険【off!(オフ)】、商品プランは自由なオーダーメイドプラン。

旅行期間は90日間、滞在先の国・地域は台湾。
治療費用と救援者支援が最低500万円しか指定できませんのでそれで計算すると
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楽天カードの補償内容に近い保険をかけた場合の金額は34,150円。


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楽天プレミアムカードの補償内容に近い保険の金額は40,710円でした。

これだけの保険が無料というのは結構凄いことじゃないでしょうか。(楽天プレミアムカードの場合は年会費として10,800円がかかりますがそれを考慮しても安い)
ちなみに楽天カードと楽天プレミアムカードの海外旅行保険の引受先は三井住友海上です。

補償申請の手順

ではiPhoneの補償を申請した際の経緯です。

●楽天プレミアムカード保険デスクの連絡先はフリーダイヤル(0120-711-818)。こちらは年中無休、24時間、日本語対応です。
私は海外から日本のフリーダイヤルへ掛けられるブラステルのIP電話サービス「050Free」を利用して連絡しました。もちろん通話料はかかっていません。

国外から楽天プレミアムカード保険デスクに電話をする場合は、コレクトコールを利用しましょう。
高い国際電話料金を支払う必要なく、無料で連絡・相談ができます。
コールセンターの電話番号は81(日本の国番号)-18-888-9871です。

●コールセンターの担当者に今回の状況を説明し、補償を申請できるのか問い合わせました。
「iPhoneを不注意で落とし、液晶画面を割ってしまったがこれを保険申請することはできますか?」という内容です。
また現在も台湾しており、日本に帰国してからでなく、台湾から申請したいと申し出ました。
担当者曰く、日本に帰国すること無く現地から申請することも可能とのこと。
日本への帰国予定日を訊かれましたが、まだ決まっていないと答えました。

申請時に訊かれた内容

●氏名とその漢字

●生年月日(西暦)

●連絡先の電話番号。私は海外でも着信できるIP Phone(Fusion IP-Phone SMART)の番号を教えました

●クレジットカードの番号、使用期限

●日本を出国した日付

●iPhoneを落とした日付、その状況が発生した場所や状況

●メールで保険の申請表を送るので、それを自分で印刷、記入し香港のオフィスに送ってほしいとのこと

●申請表を送ってもらうため、メールアドレスを教える

●カードに登録している日本の郵便番号、住所、電話番号

●補償を申請する際、書類と一緒に送付する物。今回の場合は下記の5点
1.パスポートの写真が掲載されているページのコピー
2.日本を出国した日付のスタンプが押してあるパスポートのページのコピー
3.壊れたiPhoneを撮影した写真
4.修理代の領収証(原本)
5.損害品購入時の領収書

●またiPhoneを購入した日時と場所、その価格も訊かれてました。
使用期間によってiPhoneの価値が減っていき、補償される最大の金額はその減額された金額となるそうです。
また免責金額として3,000円が必ず引かれます。
私の場合は修理代金が日本円で9,200円ほどかかりましたので、保険で戻ってくるのは最大で約6,200円となります。

最後に申請書類がメールで送られてくるまで、だいたい1週間ほどかかると言われたのですが、翌日夜には届きました。
この書類を自分で印刷し、必要書類と一緒に香港の事務所に送る必要があります。
こちらがその書類です。今回は携帯品の損害保険金ですので、関連する書類のみ掲載します。

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この書類ですが、少々わかりにくい点があります。
(4)保険契約という項目があり、そこに証券番号(契約証番号)と契約者名を書くようになっているのですが、クレジットカードに付帯する保険の場合は何を書いて良いのかわからず戸惑いました。
電話で問い合わせたところ、クレジットカード付帯保険の場合は、ここにカード番号とカードの契約者名を記入するとのことでした。

この点以外は特に迷うようなことはなく、スムースに書き終えることができました。
海外でトラブルに遭われ、海外旅行保険が付いているクレジットカードを所有している方はぜひ保険申請することをおすすめします。

あとはちゃんと保険金がおりるかどうかですね。
この結果は後日改めてブログに記載したいと考えています。


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